青森行脚 ①

ふと、青森に行きたくなりまして、現地リサイタルの下見も併せて晩秋の青森に5日間行ってまいりました。

この時期子供たちは受験休みのため、後学のためにも連れて行きました。

妻はもちろん、どこに行くにも一緒です。

私は青森に4年近く住んでいたので、現地に住んでいる気分を家族に味わってもらいたかったため、レアなコースを考えました。

こちらを朝早く出て、十和田湖から奥入瀬渓流、蔦温泉、猿倉温泉を周り、高くて泊まれないホテル八甲田を見て酸ヶ湯温泉で気分を味わい、麓の茶屋でアッツーい番茶をいただきます。

市内に入り、スーパーをはしごして安い服を探し回り、独特の食品や和菓子などを買いました。

ホテルは安いビジネスホテル。

エキストラベッドを入れて4人部屋にしてもらい、寝るときだけ居る場所にしました。

2日目は弘前周遊で、りんご公園でりんご刈りをしたのですが、これが思いのほか子供たちに受け、広大な景色の中はしゃぎながらもいだりんごをとても大事そうに食べていました。

寺町に行き長勝寺を25年ぶりに訪ね、重文の解説を受けながらあらためて知らないことばかりの自分を情けなく思いました。

4・5回は来てるのに。

しかし私がいた頃は、このお寺さん、重文じゃなかったんだよな、ミイラもまだいたし。

最近は屋外の彫刻などを盗む輩や傷つける輩が多いそうで、お寺の人も困っていました。

国の遺産に手をつけるという発想がない私には、その暴挙到底理解できません。

武者たちのわらじの跡が残っている板の間に立っているだけで、時空を超えた妄想ができる私が変なのでしょうか。

有名な高砂でお蕎麦をいただき、その美味しさに子供たちはとても嬉しそうでした。

そりゃ各地に美味しいお蕎麦屋さんがあるのは蕎麦喰いの私は知っております。

でもね、その土地の蕎麦の味というのは、その土地の水の味なんですよね。

私や子供たちにはこの青森という土地の水が間違いなく合っているのでしょう。

そういえば、みんなお水を良く飲みました。

昔パーティの席で青森市長の工藤さん(当時)に会った時、この水について散々自慢されました。

東京で売っている「美味しい天然水」が、ここでは蛇口をひねればいくらでも出てくるわけだ、ってね。

おかしなことに、私はオーストリアのウィーンでも市の役人に同じようなことを言われたことがあります。

あれはウィーンの市庁舎(ラットハウス)で学校のオケがウィンナワルツの特別演奏会をしたときでした。

スタッフのお役人が、「ウィーンの水は美味いだろ。アルプスから直接パイプを通ってきてるんだよ」と話しかけてきました。

ほうほう、それはすごい。

そういえば住民の方はみんな水を買うけれども、すべて炭酸水です。

かなり硬質な水なのですが、ヨーロッパの主要都市で水道の水が安全に飲めるのはすごいことです。

「ドクター・カール・ルエーガーという人が行った偉大な事業なんだよ」

ほうほう、あのリングのシュトラッセンバーンの駅にある人の名前ね。

なるほど。

と感心したものです。

後年自分のドイツ語力に自信がなかったので調べてみると、そのドクターは元ウィーン市長で、かのヒトラーが人生の師であると語っているほど精力的な人気者であったようです。

さて、津軽には岩木山という、八甲田山とも白神山地とも離れた孤高の山が存在します。

別名津軽富士。

美しく「山」という漢字の形をした2000m弱の山は四季折々常に違う姿を見せてくれます。

この山の中腹に、岩木山神社という霊験あらたかな神社があります。

十余年前に来た時に私は石段の途中で昼寝をする白蛇に出会いました。

その時は双方びっくりして目が合ってから退散したのですが、それ以来この神社には惹きつけられている気がします。

家族でお参りして、旅の安全を祈願。

そしてこれもいつも訪ねている板柳町の竹浪酒造さんへ行きました。

本当に昔、青森空港にこの酒造のご家族が地酒の試飲会を催しに来られていて、私はなんの気なしにそれを頂いたのですが、それが素晴らしく美味しい日本酒で感動してしまい、その時は数本買わせてもらいました。

その後車で青森を訪ねたとき、ちょうど板柳近辺を走っていたので「あ、あの酒蔵」と思い出し、直接蔵元にお酒を買いに伺ったのです。

爽やかなイケメンの17代当主にお会いしていきさつを話すと、350年続く酒蔵を案内してくださいました。

夏だったので酒造は行われておりませんでしたが、複数のタンクや年季を感じる作業場、果ては最奥の松尾様まで拝ませていただき、大層感激したものです。

350年って、うちの楽器より年上です。

どれだけの人間ドラマや自然のドラマをあの酒造はみてきたのでしょう。

今回は大奥様だけいらして、購入するお酒に目の前でラベルを貼っていただきました。

「奥津軽」という吟醸酒がここの代表銘柄です。

味覚に個人差があるのは重々承知しておりますが、間違いなく「普通の」日本酒とは違います。

吟醸香が嫌いな人には不向きかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。


続く


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2014/11/14 (Fri) 13:36 |Blog

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