慈恵医科大音楽部第105回定期演奏会。


昨日、指導させていただいている大学オケの演奏会がありました。

メインにプロコフィエフの交響曲第5番を演奏したのですが、凄まじくも素晴らしい演奏でした。

私は20歳で初めてこの曲を演奏して以来、大好きな曲となり、機会があるたびに演奏させてもらいました。

とびきりの難曲で、オケとして完成した演奏を聴かせるのは至難といえる大曲です。

私は自分が若い時にこの曲を演奏する機会を得た経験が、今でも素敵な思い出であり、その頃は純粋に自信の源でした。

自分が指導しているオケでこの曲を演奏したいなあという漠然とした憧れというか、夢はずっとありました。

初めて演奏して30年、オケを指導して20年でやっとその夢が叶ったのであります。

プロコの5番は決して親しみやすい曲ではないし、理解しやすい曲でもありません。

若い世代、特に楽器を遅くに始めた人たちにとってはまさに「近寄りがたい」曲でしょう。

ところが生徒たちは演奏後、口を揃えて「この曲を選んで本当に良かった」と言ってくれました。

演奏して、苦しんで、何ヶ月も付き合って初めて分かり合える曲とは生涯親友になります。

それを生徒たちは身を持って体験できたのでしょう。

クラシックの曲に限らずですが、食わず嫌いが自分の音楽の世界を狭めてしまっていることがあります。

私は生徒を教えていて、「まだベートーヴェンの弦楽四重奏曲を知らない」「マーラーの交響曲を聴いたことがない」

などの言葉をよく聞きます。

私はいつも思うのです、「羨ましい」と。

これから初めて、白紙の状態からこれら名曲を「知る喜び」を経験できるのかと。

素晴らしい名曲を知り、感動し、貪るように聴きなおす宝物のような時間を体験をできるのかと。

「知る喜び」をこれからも大いに経験して欲しいです。

そしてできるならば「演奏」し、さらにその曲を愛して欲しいのです。

人生は思ったより短いし、嗜好には必ず偏りが生じます。

この年になり、実際自分の知識の狭さとそれに比しての現実の多様さ、広大さには落ち込むばかりです。

しかし今でも思うのです。

「若い頃の自分に本当に感謝」と。

前にも書きましたが、私の10代の頃の目標は、「なんでも聴ける耳を持つこと」でした。

若い自分が自分に課したあらゆる音楽を聴き、それを受け入れる耳を持つこと。

それが私に少なからず、今も幸せを運んできてくれています。

若い人たちはこれから音楽だけに限らず、あらゆる体験をしていくことでしょう。

そして立ち止まったり、落ち込んだ時。

人生の岐路にたったとき。

自分がかつて、100人近くのオーケストラという集団で、全く個性の違う仲間たちと、必死になって同じ音楽を築き上げたという
経験を思い出してください。

あなたたちは素晴らしい。

一人ひとりが私の人生にとって最高の宝物です。

勝手にそう思う私を許してくださいね。

みんな本当に素晴らしい演奏をどうもありがとう。



はーなーのーワールツー♪ (練習で歌ったら失笑された。)
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2016/05/09 (Mon) 00:57 |Blog

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2014.06.13(金)
第3回ソロリサイタル
~スペインの夜~

2015.02.13(金)
第4回ソロリサイタル

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